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違法操業されていた金鉱が崩落
2025-02-16


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【概要】

 2月15日、西アフリカのマリ西部で違法操業されていた金鉱が崩落し、少なくとも48人が死亡した。現地の複数の目撃者によると、犠牲者の多くは女性である。

 事故はカイ地方のケニエバ地区に位置するダビアのビラルコト村で発生した。匿名の地元当局者が新華社に対し語ったところによると、事故の原因はキャタピラー社製の重機が手掘りの鉱山に転落したことによるものであり、その際、金を採掘していた女性たちが巻き込まれたという。

 この当局者および他の目撃者によれば、48人の女性が即死し、約10人が重傷を負い、地元の病院に搬送された。

 「死亡者数は50人近いとする情報もあるが、重傷者の容態によっては今後増加する可能性があるため、現時点では正確な死者数を確定するのは困難である」と当局者は述べている。救助活動は現在も続いている。

 なお、1月29日には、マリ南西部のクーリコロ地方カンガバ地区ダンガ地域にある金鉱でも崩落事故が発生し、約10人が死亡している。

【詳細】

 2月15日、西アフリカ・マリ共和国西部のカイ地方ケニエバ地区にあるダビアのビラルコト村で、違法に操業されていた金鉱が崩落し、少なくとも48人が死亡した。目撃者によると、死亡者の多くは女性であり、さらに約10人が重傷を負い、地元の医療機関に搬送された。

 事故の詳細

 事故が発生したのは、マリ西部の金鉱採掘地域にある手掘りの鉱山である。現地の匿名の政府関係者によると、事故の原因は、キャタピラー社製の重機が作業中に坑内へ転落し、採掘作業をしていた人々を直撃したことによる。作業員の多くは女性であり、金の採掘を目的として坑内で作業していた。

 崩落は突発的に発生し、多くの人々が土砂に埋もれた。地元住民の証言によれば、現場ではパニックが広がり、生存者の救助が試みられたが、崩落の規模が大きく、多くの人が即死したとされる。

 被害状況と救助活動

 地元当局および目撃者によれば、事故発生直後に48人の死亡が確認され、負傷者のうち10人程度が重傷を負っているという。救助隊が派遣され、行方不明者の捜索が続けられているが、坑内の状況が悪く、救助活動は難航している。

 当局者は「現在のところ、48人の死亡が確認されているが、重傷者の容態次第では死者数が増加する可能性がある。最終的な死者数の確定には時間がかかる」と述べている。

 背景:マリの違法金鉱採掘

 マリは西アフリカ有数の金産出国であり、金鉱業は国家経済にとって重要な産業である。しかし、多くの鉱山では違法な採掘活動が行われており、安全基準が守られないまま操業が続けられている。こうした違法採掘現場では、安全設備が不十分であり、崩落や事故が頻繁に発生している。

 特に、貧困層の人々が生計を立てるために手掘りの鉱山で働くケースが多く、政府の監視が行き届かない中での採掘作業は常に危険と隣り合わせである。女性や子供が作業に従事することも少なくなく、今回の事故でも多くの女性が犠牲となった。

 過去の類似事故

 今回の事故のわずか2週間前の1月29日、マリ南西部のクーリコロ地方カンガバ地区ダンガ地域でも金鉱の崩落事故が発生し、約10人が死亡している。このような事故は過去にも頻繁に発生しており、安全対策の不備が深刻な問題となっている。

 今後の対応

 事故を受けて、地元当局は違法鉱山の取り締まりを強化する可能性がある。しかし、鉱山労働は多くの住民にとって貴重な収入源であり、違法採掘の根絶は容易ではないと考えられる。今後、政府が安全基準を強化し、合法的な採掘環境の整備を進めることが求められる。

【要点】

 事故概要

 ・発生日時:2025年2月15日(土)
 ・発生場所:マリ共和国カイ地方ケニエバ地区ダビアのビラルコト村
 ・事故内容:違法操業の金鉱が崩落し、多くの作業員が巻き込まれた

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