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中国のユニコーン企業数は369社に達し、世界2位
2024-04-29


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2024年3月時点で、中国のユニコーン企業(註)の数は369社に達し、世界のユニコーン企業の約4分の1を占め、世界で2番目に多いことが明らかになった。これらの企業は、高いイノベーション能力と成長速度、市場での高い評価という特徴を持ち、経済発展の新たなバロメーターであり、新たな質の生産力の代表でもある。

 中国のユニコーン企業の評価額は総額1兆4044億5000万ドルであり、これは創業板(ベンチャーボード)の上場企業の時価総額に近づいている。平均評価額は38億1000万ドルであり、評価額が100億ドルを超えるスーパーユニコーン企業は19社ある。

 これらの企業の多くは北京、上海、深セン、広州、杭州などの都市に集中しており、その評価額の総和は中国全体の7割以上を占めている。また、約3分の1の企業が生成的人工知能(AIGC)や自動運転などのスマート技術の分野に属している。

 今後、中国のユニコーン企業はさらなる成長が見込まれており、「クオリティアップ」に向けて加速すると予測されている。商業クローズド・ループやヒト型のロボット、インテリジェントドライブなどの分野が注目されており、新型チップや生命健康などの中核分野も活発な競争の場となっている。デジタル経済やエネルギートランスフォーメーションも、ユニコーン企業にとって重要な応用シーンとなることが期待されている。

【視点】

2024年3月時点における中国のユニコーン企業数は、369社に達し、世界のユニコーン企業数の4分の1以上を占めるまでになった。これは、アメリカに次ぐ世界第2位の数であり、中国のイノベーション力と経済成長の著しい進歩を示している。

報告によると、中国のユニコーン企業は以下のような特徴を持っている。

数と評価額

数:369社(世界全体の4分の1以上)
評価額総額:1兆4044億5000万ドル(約22兆円)
平均評価額:38億1000万ドル(約610億円)
100億ドルを超えるスーパーユニコーン企業:19社

産業分布

スマート技術:約3分の1(AIGC、自動運転など)
AI関連企業:52社(うち13社が新規ランクイン)
その他:基盤モデル、ヒト型ロボット、インテリジェントドライブ、新型チップ、生命健康など

地域分布

北京、上海、深セン、広州、杭州:6割以上集中
上記地域の評価額総額:1兆368億9000万ドル(全体の7割以上)

中国のユニコーン企業は、経済発展の新たな指標として注目されている。今後、AI、ロボット、スマート技術、デジタル経済、エネルギー分野を中心に、更なる成長と躍進が期待される。

・北京発 - 2024年4月28日、世界ユニコーン企業カンファレンスが北京で開催され、報告書「中国ユニコーン企業発展報告2024」が発表された。報告書によると、中国のユニコーン企業数は3月の時点で369社に達し、世界のユニコーン企業の4分の1以上を占め、世界第2位となった。

・ユニコーン企業とは、設立10年未満で非上場企業であり、評価額が10億ドル(約1582億円)以上の企業を指す。近年、中国ではユニコーン企業の数が急増しており、その成長速度は世界を驚かせている。

・報告書によると、中国のユニコーン企業の総評価額は1兆4044億5000万ドル(約222兆円)に達し、創業板企業の時価総額の合計に迫る勢いである。評価額100億ドルを超える「スーパーユニコーン企業」は19社存在し、その評価額は全体の約50%を占めている。

・ユニコーン企業は、北京、上海、深セン、広州、杭州などの主要都市に集中しており、これらの都市が中国のイノベーションエコシステムの中心地となっていることが伺える。

・産業別に見ると、ユニコーン企業の約3分の1が、生成人工知能(AIGC)や自動運転などのスマート技術分野に属している。これは、中国政府がAIやロボットなどの先端技術分野に力を入れていることを反映している。


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