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頼清徳:中国の5大脅威とそれに対する17項目の対策
2025-03-14


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【桃源寸評】

 台湾も末期的症状である。此れでは、国際社会に対しても、台湾内に向かっても、逆効果である。

 窒息するような監視社会の出現である。民主主義を標榜するのなら、或は台湾運営に自信があるのなら、斯様な政策を表明しなくとも特に問題は無いわけなのだが。

 愚かなことだ。"虜囚の島"に陥らないように。

 頼る米国に、其のうち"人権侵害"で問題視され、トランプの"ディール:巻き上げ"の口実とされる。 

 <用心はして悔やめ>。

【寸評 完】

【概要】 
 
 頼清徳総統は2025年3月13日に開催した記者会見で、中国が台湾に対して及ぼす脅威について言及し、それに対する具体的な対策を説明した。頼総統は中国を「境外敵対勢力」として位置づけ、台湾に対する脅威を次の5つに分類した。

 1.国家主権に対する中国の脅威

 2.台湾軍に対する中国の浸透とスパイ活動の脅威

 3.台湾の人々の国家アイデンティティを混乱させようとする脅威

 4.両岸交流を口実に中国籍の人々が統一工作を浸透させる脅威

 5.『融合発展』を口実に台湾企業や若者を取り込もうとする脅威

 これらの脅威に対する台湾の対応策として、頼総統は17項目を挙げた。具体的には、台湾軍への中国の浸透に対して軍事裁判制度を復活させ、軍人、公務員、教員などに対して中国の身分証取得の有無を調査すると述べた。また、中国からの定住申請者に対して、中国の戸籍やパスポートを放棄させ、台湾と中国の両方で公民としての身分を持つことを禁止する方針を示した。

 「両岸交流」を口実に進められる統一工作に対しては、統一工作の背景を持つ中国人の入国を制限し、台湾人芸能人の中国での活動を管理することを強化する考えを示した。さらに、公職者が中国を訪れる場合、その情報公開を求め、宗教団体や慈善団体の中国との交流も明らかにするよう求めた。

 「融合発展」を通じて台湾企業や若者を取り込もうとする中国に対しては、台湾と中国の経済・貿易関係を戦略的に調整し、経済・貿易分野での統一工作や経済制裁に対処する方針を示した。また、台湾の青年層に対しては、中国に対する理解を深めるための教育を強化し、両岸交流に対する正しい認識を広げていく考えを示した。

 このように、頼総統は中国の脅威に対して積極的に対応し、台湾の国家安全保障を守るための具体的な施策を説明した。

【詳細】 
 
 頼清徳総統は、2025年3月13日に開催された記者会見で、中国による台湾への脅威と、それに対する台湾の具体的な対策について詳細に説明した。総統は、中国の統一工作やスパイ活動が台湾に与える影響に警鐘を鳴らし、台湾が直面する脅威を以下の5つに分類した。

 1. 国家主権に対する中国の脅威

 頼総統は、台湾の国家主権が中国の影響を受ける危険性について警告した。中国政府は台湾を自国の一部として統一しようとする姿勢を続けており、特に国際的な舞台で台湾の正当性を否定し、台湾の外交的孤立を推し進めようとしている。この脅威に対しては、台湾は独自の主権を守るための措置を強化している。

 2. 台湾軍に対する中国の浸透とスパイ活動の脅威

 中国は台湾軍に対しても浸透を試みており、スパイ活動を通じて情報を収集し、台湾の防衛力を弱体化させようとしている。これに対する対応策として、頼総統は軍事裁判制度の復活を提案した。軍人や防衛関連の職員に対して、中国のスパイ活動に対する監視と調査を強化し、疑わしい行動があれば厳格に処分する方針を示した。

 3. 台湾の人々の国家アイデンティティを混乱させようとする脅威


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