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F-2戦闘機を初めてインドに派遣:「中国に対抗するための意思表示」であると
2026-08-07


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【概要】

 2026年8月、日本が初めてF-2戦闘機をインドに派遣し、共同訓練を実施する計画であることが報じられた。日本側の関係者はこの動きを「中国への対抗」と明示的に関連づけている。中国の専門家は、両国の防衛協力はそれぞれの戦略的利益を目的とするものであると指摘し、インドが日本の対中競争の最前線に立たされ、日本の軍国主義的傾向の復活を助長することのないよう、慎重な姿勢を求めている。
  
【詳細】 

 背景と計画

 日本の小泉進次郎防衛大臣は2026年8月17日よりオーストラリアとインドを訪問する予定であり、この訪問に合わせ、航空自衛隊のF-2戦闘機を初めてインドに派遣して共同訓練を行う計画である。この件はインドのラジナート・シン国防大臣との会談で協議される見通しで、朝日新聞が複数の日本防衛省関係者の情報として報じた。日印両国の軍による戦闘機共同訓練は2023年に日本国内で初めて実施されており、今回は日本側の航空機をインドに派遣する初の事例となる。

 日本側のねらい

 日本の防衛省関係者は、今回の派遣を「中国に対抗するための意思表示」であると説明する。中国国際問題研究院南アジア研究センター長のLiu Zongyi氏によれば、日本はこの協力を通じて戦後の制約を脱し、武器輸出を拡大し、通常の軍事大国となることを目指している。また日本は2026年4月に致死性兵器の輸出禁止を撤廃する政策転換を行い、インドを含む17カ国に対して防衛装備・技術の移転を可能としており、7月の日印首脳会談では、護衛艦搭載型統合通信アンテナシステムのインドへの輸出で大筋合意するなど、防衛装備協力を推進している。

 インド側のねらいとリスク

 インド側は日本の技術導入による軍近代化と国際的地位の向上を期待して協力を進める。一方Liu氏は、日本が「中国への対抗」を前面に出すことで、インドが対中包囲の最前線に置かれるリスクがあると指摘。インド自身も中国との均衡を望むものの、従来は自国の利益を優先し、外交的な選択の自由度を保持する姿勢を持っている。さらにLiu氏は、日本が第二次世界大戦における侵略の歴史の責任を十分に清算していないとし、インドが地政学的な利用の対象となり、日本の軍国主義復活を意図せず支えることのないよう警告している。

 F-2戦闘機の概要

 F-2は日米共同開発によりF-16を基に設計された支援戦闘機で、複合材料の採用などにより運動性能の向上を図っている。

【要点】

 ・日本は初めてF-2戦闘機をインドに派遣し共同訓練を実施する計画であり、中国への対抗を明示的な目的の一つとしている。

 ・両国の協力は互いの戦略的利益に基づくもので、日本は軍事的制約の緩和と武器輸出拡大を、インドは軍事技術の導入を目指している。

 ・中国の専門家は、インドが対中政策の最前線に立たされること、ならびに日本の軍国主義的傾向の復活を助長する可能性について、インド側の慎重な判断を求めている。

【引用・参照・底本】

Japan reportedly to send F-2 jets to India, eyeing China; Chinese expert reminds New Delhi to guard against becoming a tool of Tokyo’s militarism revival GT 2026.08.06
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