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韓国極右保守派:「中国の干渉」の根拠のない噂を広める
2025-02-11


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【概要】

 2025年2月10日、Global Timesによって報じられた記事によると、韓国の極右保守派が「中国の干渉」についての根拠のない噂を広め、政治的な利益を得ようとする動きが見られる。記事は、韓国の「国民の力党」(PPP)内の一部のメンバーが、中国の選挙干渉を巡る虚偽の主張を広め、反中感情を煽っていることを指摘している。

 これらの主張は、韓国の政治的問題において、中国の名を挙げることで目を逸らし、政治的な注意を自分たちに向けさせようとする極右保守派の策略とされている。たとえば、PPPの議員であるKim Meen-geonは、証拠を示すことなく「中国人があらゆる場所で弾劾支持を表明している」との主張をした。また、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弁護人は、韓国の選挙管理委員会のシステムのパスワードが中国中央政府と地方政府の間の接続コードであるかのような主張を行ったが、これも証拠のない根拠のない論理であった。

 上海大学の朝鮮半島研究センターのディレクターであるZhan Debin教授は、韓国の極右保守派が中国を名指しで非難する背景には、いくつかの目的があると述べている。第一に、韓国内で反中感情を煽ることで、支持を集めようとすること。第二に、中国のイメージを悪化させ、「中国脅威論」を強調することで、特にアメリカなどの西側諸国からの支援を得ることを狙っているという。

 また、このような反中キャンペーンは、尹政権の失敗を隠すための手段としても利用されている。統計によると、尹政権下で韓国の長期失業率は25年ぶりの高水準に達し、ソウルの不動産価格の高騰や医療改革による医師の大量辞職など、国民生活は厳しくなっている。しかし、こうした問題を隠すために「反中」の旗を掲げても、問題は解決しない。

 中国駐韓国大使のDai Bing氏は、韓国で流れる「中国の干渉」について、X(旧Twitter)で中国は「他国の内政不干渉の原則」を堅持していると述べ、韓国の内政問題に無関係に中国の名前を持ち出すことに反対する姿勢を示した。

 このように、韓国の一部極右保守派による中国非難は、政治的な機会主義として捉えられ、最終的には韓国国内でさらなる反発を招くだけであり、時間が経てばその虚偽性が明らかになるだろうとされている。

【詳細】

 2025年2月10日、Global Timesが報じた記事によれば、韓国の一部の極右保守派が「中国の干渉」という根拠のない噂を広めており、これが韓国国内で政治的な利益を得るための策略であるとされている。この状況は、特に「国民の力党」(PPP)の一部メンバーによるものであり、反中感情を煽るために虚偽の主張が展開されていると指摘されている。

 1. 韓国の極右保守派による反中感情の煽動

 2024年12月に起きた韓国の戒厳令危機を契機に、PPPの一部支持者が韓国の中心地であるソウルの明洞(ミョンドン)通りで毎週金曜日に集会を開き、反中感情を煽るための活動を行っている。彼らは「中国が韓国の選挙に干渉している」という噂を広め、この噂を根拠に反中感情を強化しようとしている。

 PPPの議員であるKim Meen-geonは、2024年1月2日の集会で、「中国人があらゆる場所で弾劾支持を表明している」という主張をしたが、証拠は一切示されていない。また、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弁護人は、選挙管理システムのパスワードが「中国政府と地方政府を繋ぐ接続コードである」といった、科学的根拠に基づかない主張を展開した。これらの主張は、いずれも中国が韓国の内政に干渉しているという虚偽の情報を流布するためのものであり、政治的な意図を持って行われている。

 2. 背後にある極右保守派の政治的意図

 上海大学の朝鮮半島研究センターのZhan Debin教授は、この動きの背後にはいくつかの目的があると述べている。

 反中感情を利用した支持集め


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