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C-17の導入:日本の国益を守る手段となり得るのか
2025-03-01


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アメリカとの協力強化:C-17を米軍から購入することは、単に防衛力強化だけでなく、日米間の協力関係を深めるための一手としても有効と考えている可能性がある。トランプ政権が推進する防衛負担の増加やアメリカ製装備品の購入という要求に応える形で、C-17購入を検討することは、外交的にも有益なカードとなるかもしれない。

 SNSでの反応と議論

 石破首相の発言は、SNS上でも注目を集め、軍事ファンからの批判を呼んだ。「石破茂本人の趣味」や「自衛隊が得られるものがなさすぎる」といった声が上がったが、これは主にC-17の軍事的な使い勝手に対する懸念に基づくものと考えられる。C-17の導入が自衛隊にとってどれだけ実質的な利益をもたらすかについて、慎重な意見が多い。

 対米外交カードとしてのC-17

 軍事的な観点からの評価は分かれるものの、C-17の購入を表明することが、対米外交において有効なカードとなり得るという点は見逃せない。トランプ大統領が求める同盟国の防衛負担増加や米製装備品の購入といった要求に対して、日本がC-17購入を検討することで、アメリカの圧力をある程度緩和する可能性がある。この場合、日本にとっては、外交的な観点から見て「安い買い物」となる可能性がある。

 まとめ

 石破首相のC-17購入検討の表明は、単なる軍事的な判断だけでなく、対米外交における戦略的な要素が含まれている。C-17の導入が実際にどれだけ自衛隊にとって有益かは議論の余地があるが、もしこれがトランプ大統領に対する有効な外交手段となるのであれば、日本の国益を守るための重要な選択肢となるかもしれない。

【要点】
 
 1.背景

 ・トランプ政権が同盟国に防衛負担増加と米製装備品購入を求める中、石破茂首相が先手を打ち、米製輸送機C-17 Globemaster IIIの購入検討を表明。
 ・2025年2月、日米首脳会談でトランプ大統領に購入検討を伝えた。

 2.C-17の特徴

 ・最大積載量約77.5トンで、C2輸送機(最大積載量約30トン)より大きな輸送能力を持つ。
 ・1991年に初飛行し、2015年に生産終了。依然として多くの国で使用されている信頼性の高い機体。
 ・アフガニスタン撤退時やキューバへの不法移民移送で注目を集めた。

 3.過去の導入検討

 ・日本政府は過去にC-17の導入を検討したが、巡航速度や離着陸距離が日本の条件に適合せず、採用を見送った。

 4.石破首相の発言

 ・2023年2月、国会でC-17に関して「C2輸送機は一〇式戦車が載らない。C-17を中古でも使わないか」と発言。
 ・輸送機は大きいほど、また遠くまで飛べるほど良いという立場を示した。

 5.SNSでの反応

 ・軍事ファンからは「石破茂本人の趣味」や「自衛隊が得られるものがなさすぎる」と批判が出た。
 ・軍事的な使い勝手に対する懸念が示されている。

 6.外交カードとしてのC-17

 ・C-17購入検討は、対米外交における戦略的なカードになる可能性がある。
トランプ大統領の要求に応えることで、日本にとって外交的に「安い買い物」となる可能性。

 7.まとめ

 ・C-17の導入は、軍事的な判断だけでなく、対米外交戦略としても意味を持つ可能性があり、日本の国益を守る手段となり得る。

【引用・参照・底本】

石破首相はトランプ氏をなだめることができるのか C17の購入検討 sputnik日本 2025.02.27
[URL]

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