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米国全土で抗議行動:「Hands Off!(手を出すな!)」
2025-04-06


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【概要】

 2025年4月5日、アメリカ合衆国全土で「トランプ=マスクによるクーデター」に反対する抗議活動が行われ、数千人の市民が街頭に繰り出した。この抗議活動は「Hands Off!(手を出すな!)」と名付けられ、150を超える活動団体によって組織されたものであり、米国の50州すべての1,200以上の場所で実施された。さらに、国外でも一部の集会が行われたとされる。

 抗議者たちは、ドナルド・トランプ大統領およびその側近であり、政府効率省(Department of Government Efficiency:略称DOGE)の長官を務めるイーロン・マスクによる「違法な権力掌握」や「クーデター」に反対の声を上げた。マスクは、連邦予算の均衡を名目に、州政府職員の大量解雇を主導している。

 主催者の声明によれば、「トランプ大統領は就任以来、前例のない権力掌握を進め、物価を押し上げ、重要なプログラムへの資金を削減し、あらゆる面で不安定さを生み出している。その腐敗した政策は、一般市民の生活を困難にし、民主主義を侵食している」とされている。

 抗議者の要求は、以下の点を含んでいる。

 ・トランプ政権による「億万長者の乗っ取り」および「蔓延する腐敗」の終結

 ・社会保障プログラムの予算削減方針の撤回

 ・移民、トランスジェンダーの人々、その他のマイノリティへの「攻撃」の停止

 CNNによれば、抗議活動には最大で60万人が登録したとされているが、実際に参加した人数の正確な集計は不明である。AP通信は、抗議活動は平和的に行われ、逮捕者も報告されていないと伝えている。

 これに対し、ホワイトハウスのリズ・ヒューストン副報道官は『The Hill』の取材に対し、「トランプ大統領は、資格のある受給者に対しては常に社会保障、メディケア、メディケイドを守る」と述べた。また彼女は、「一方で民主党は、これらの給付を不法移民にまで拡大しようとしており、それが制度を破綻させ、アメリカの高齢者を苦しめることになる」と主張した。 

【詳細】

 2025年4月5日、アメリカ合衆国で「トランプ=マスクによるクーデター」に反対する大規模な抗議活動が行われた。この抗議活動は、「Hands Off!(手を出すな!)」という名前で、150以上の異なる活動団体によって組織されたものであり、全米50州すべてに広がり、1,200以上の場所で開催された。抗議活動はアメリカ国内に留まらず、国外でも一部の集会が行われた。

 抗議活動の背景と主張

 抗議者たちは、ドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスク(政府効率省長官)による「権力掌握」や「クーデター」に反対しており、主に次のような点を問題視している。

 1.「違法な権力掌握」および「クーデター」: 抗議者たちは、トランプ大統領とマスクが連携し、政府機関を掌握していると主張している。特に、マスクが率いる政府効率省(DOGE)による政策が問題視されており、同省が数千人規模で連邦政府の職員を解雇し、これによって連邦予算を均衡させるという措置が、政府の効率化を名目にした権力集中だと批判されている。

 2.社会的・経済的影響: 抗議者たちは、トランプ政権の政策が一般市民、特に低所得者層に不利益をもたらしていると指摘している。物価が上昇し、社会保障や医療などの重要なプログラムの予算削減が進められ、これが生活の質を低下させているという立場だ。

 3.腐敗と民主主義の侵食: 主催者は、トランプ大統領が就任以降、「腐敗した政策」を推進し、民主主義の原則を侵食していると述べている。特に、選挙後の政策において大企業や億万長者に有利な法律が進められており、その結果、一般市民の生活がますます困難になっていると主張している。


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