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ストルテンベルグ:極めて無責任で挑発的
2024-07-13


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【概要】

 中国外務省は、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長の最近の発言を、極めて無責任で挑発的だと強く非難した。ストルテンベルグ事務総長はNATO首脳会議の記者会見で、中国をロシア・ウクライナ紛争の「決定的なイネーブラー」と呼び、香港、南シナ海、台湾、周辺諸国などの地域での中国の行動を批判した。また、中国の重要かつ不透明な軍事力増強も強調した。

これに対し、中国外務省の林剣報道官は、ストルテンベルグ氏がイデオロギー的偏見を持ち、中国の政治体制を攻撃し、中国の内政に干渉していると非難した。林氏は、ストルテンベルグ氏の発言は中国の軍事展開や外交政策を誤って伝えており、ウクライナ問題の責任を中国に転嫁していると主張した。これは国際社会を誤解させるものだと林氏は主張した。

 林氏はまた、ストルテンベルグ氏が反中国感情を煽り、中国を抑圧しようとする勢力に協力してきた歴史を強調した。彼はNATOを、世界の平和と安定にリスクをもたらす冷戦の残滓だと批判した。林氏は、平和的発展と主権・安全保障上の利益を守るという中国のコミットメントを改めて表明し、NATOが中国を「仮想敵」とみなすことは裏目に出ると警告した。

 ストルテンベルグ事務総長の発言を非難するとともに、ウクライナ危機で中国がロシアを支援しているとのNATOの警告に対し、中国は強い反発を表明した。先日ワシントンDCで開催されたNATO首脳会議では、NATO加盟国32カ国の首脳とニュージーランド、日本、韓国のオブザーバーが出席し、地域協力とNATOとの関係強化について議論した。

 林氏は、NATOは地域の緊張とブロック対立を助長する冷戦の残滓であると批判し、アジア太平洋諸国に対し、NATO拡大の先駆者になることに抵抗し、地域協力を通じて平和、安定、発展を促進し続けるよう促した。

【詳細】

 中国は、NATO(北大西洋条約機構)事務総長イェンス・ストルテンベルグ氏の発言を強く非難した。ストルテンベルグ氏は最近のNATOサミットの記者会見で、中国がロシア・ウクライナ紛争の「決定的な促進者」であると述べ、中国の香港特別行政区や南シナ海、台湾、および隣接する国々に対する行動を批判した。また、中国の大規模な軍備拡張が不透明であることにも言及した。

 これに対し、中国外務省の報道官である林剣氏は、ストルテンベルグ氏の発言を「冷戦思考に基づく極めて無責任で挑発的なもの」とし、イデオロギー的偏見に満ちており、中国の政治体制を攻撃し、中国の内政に公然と干渉していると非難した。林氏はまた、ストルテンベルグ氏の発言が中国の正常な軍事発展と他国との関係を誤って伝え、国際社会の誤解を招くものであると主張した。

 林氏は、ストルテンベルグ氏が繰り返し事実を無視し、中国に対する攻撃を続け、「中国脅威論」を煽り、反中国感情を助長していると指摘した。彼の意図は、中国を抑え込むために特定の勢力と協力することであるとしている。NATOが冷戦の残存物であり、世界の平和と安定にリスクと挑戦をもたらすものであることを強調した。

 さらに、中国はNATOが初めてウクライナ危機におけるロシアへの支援を理由に中国に対する直接的な警告を発したことに対しても強く反対し、厳しい抗議を行った。ワシントンD.C.で開催されたNATOサミットには、NATO加盟国32カ国の指導者が参加し、ニュージーランド、日本、韓国の指導者もオブザーバーとして出席した。

 このサミットにおいて、日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は会談し、NATOとの緊密な協力を維持する希望を表明した。林氏は、NATOがアジア太平洋地域の国々との関係を強化する口実を見つけようとしていると警告し、この地域の国々に対して、NATOのアジア太平洋地域への拡大の先鋒役を務めることを控えるよう呼びかけた。


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